どうも、広島の大道芸人のれもん(@performer_lemon)です
僕の拠点となっているマリーナホップですが
ここで定期的に大道芸をすることには理由があります
結論からいうと、大きくはこの4つです
- 自身のプロモーション
- ファンが見に来れる場所
- 新たな技や演目を試す
- 大道芸の文化を伝える
本文では更に詳しくお話しします
目次
マリーナホップでの活動経緯
マリーナホップとは
僕が大道芸をしているマリーナホップは、広島市西区観音にあるショッピングモールです
アパレルショップはもちろん
水族館や観覧車があり、週末は家族連れで賑わっています
駐車場も無料なので家族レジャーにオススメスポットです
マリーナホップのホームページはこちら
マリーナホップの大道芸の始まり
マリーナホップの大道芸の始まりはデビュー前の大学生の頃までさかのぼります
春休み期間の1週間、平日も含めて毎日大道芸をやるという企画でマリーナホップデビューしました
平日もパフォーマンスができるということで喜びもありながら
実際にはお客さんを集められず苦悩の日々
今思えば良い思い出です
![マリーナホップ大道芸2012年](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/10/8630301570081cd334a8a382ee250977.jpg)
その後、毎月1回行うという年契約に発展し東広島から電車とバスで通っていました
当時は嬉しいな〜くらいに思っていましたが
今考えると
駆け出しの芸人が年契約をしているってすごいこと
繋いでくださったアーティストさんや当時の担当者さんに感謝です
![マリーナホップ大道芸2012年](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC_0562-1024x680.jpg)
マリーナホップの大道芸を再び提案する
それから少し間が空いて
2016年か2017年くらい(記憶が曖昧)にまたマリーナホップを訪ねて大道芸の打診をし、活動することになります
その時の担当スタッフさんは楽しそうなことはどんどんやろうというスタンスで
ほぼ二つ返事で承諾してくれました
![マリーナホップ大道芸2019年](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/10/AD5A3415-1024x683.jpg)
その頃の僕はというと、新たな大道芸の場所を探していました
結婚して福山に転居した頃で県西部の拠点が欲しかったという事情です
デビュー当初からアルパークという商業施設で大道芸をさせてもらっていましたが
役所への申請などで平日に2日、足を運ばないといけないことや
広い場所ではないので上の写真のような、はしごのバランスやファイヤーショーができず
取り入れたい芸を試す場所には不向きでした
![アルパーク大道芸2013年](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/10/BgAsgugCIAA3Bwm-1.jpg)
後述しますが、試すというのがひとつのポイントなのです
現在(2021年)マリーナホップでファイヤーショーは実施していません
マリーナホップで大道芸をする理由
昔話はこれくらいにして
なぜマリーナホップを拠点に大道芸をするのか
その4つの理由
- 自身のプロモーション
- ファンが見に来れる場所
- 新たな技や演目を試す
- 大道芸の文化を伝える
順番に詳しくお伝えします
1.自身のプロモーションになること
まず、自身のプロモーションについて
これはショーを見てもらうことで、それ自体が広告になります
![マリーナホップ大道芸人れもん](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/10/AD5A2548-1024x683.jpg)
良いショーを届けることができれば
見ているお客さんが
「今度ウチのお祭りに来てもらったらどうだろう?」
「会社の忘年会で披露してもらおう!」
と思ってもらえる可能性が大いにあります
実際に活動を始めた当初はショーを見てのご依頼が8割以上で
今でも半数はショーの現場から繋がっています
それだけ実際のパフォーマンスを見てもらうことに効果があるということ
活動を続けるためには、人前に立ち続けることが大事だとわかります
マリーナホップの大道芸の時に会ったご依頼者さんも多くいます
![マリーナホップ大道芸人れもん](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/10/AD5A2692-1024x683.jpg)
逆に人目に触れなくなると
それだけ活動も減り悪循環に陥ります
人前に立ち続けることが一番のプロモーションになる
その観点から常にショーができる拠点が必要になり
今マリーナホップが大道芸人れもんの拠点のひとつということです
![マリーナホップ大道芸人れもん](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/10/AD5A2785-1024x683.jpg)
2.ファンが見に来れる場所
ありがたいことに
大道芸人れもんのファンだと公言してくださる方がいて
そういうファンの方が足を運べる場所があるといいなと思います
![マリーナホップ大道芸人れもん](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/10/AD5A4473-1024x683.jpg)
シーズンによっては
ほとんどが非公開のクローズドイベントということもあります
拠点となる場所で見れるというのは喜んでもらえるのではないかと期待しています
時々メッセージで
「子どもが見たいと言っていて今度はいつマリーナホップでやりますか?」
と聞かれたりします
そんな時に会える場所があるのは僕にとっても嬉しいことなので、拠点があって良かったと思える瞬間です
![マリーナホップ大道芸人れもん](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/10/AD5A2426-1024x683.jpg)
「れもんさんのパフォーマンスはどこで見れますか?」
という問い合わせにも
「マリーナホップでやっています」と答えられることもメリットの1つです
3.新たな技や演目を試す
3つ目は、新たな技や演目を試す場所になるということ
演目を作ったり
ショーの構成を変えたりしたい時
いきなりご依頼ステージの本番にぶつけるのではなく
拠点の場所で慣らしてから、ステージに持っていくという流れをするためです
![マリーナホップ大道芸人れもん](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/10/AD5A2929-683x1024.jpg)
新しい技は練習でいくら成功率を上げても本番は別の話
新しい技をお客さんの前の緊張感で試すこと
本番での成功を積んでこそ
本当の完成度は高まるものだと思うので
そのための場所として活用させていただいています
はしごのバランス芸やファイヤーショーはまさにマリーナホップで磨き
今はメインのパフォーマンスのひとつになっています
![大道芸人れもん](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/10/89B022E7-558D-4B17-A4D0-87D5C0F5FD2D-683x1024.jpeg)
加えて新しい演目(ルーティン)はお客さんの反応を見て調整を重ねます
お客さんはどこで”すごい”と感じ
どの場面で”拍手”をしてくれるのかを見て
より楽しめるパフォーマンスを作れるようにしています
新しい演目はこうやって慣らしながら調整しつつ
ステージ演目になっていきます
![](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/10/d8a694302f567d0313a9e1e4ff6ca8a3-1024x574.jpg)
ちなみに今(2021.10)に1番力を入れて試行しているのは
5本のクラブジャグリングとローラーバランスのフィナーレです
練習での成功率が3割ほどなのですが
本番の緊張感を練習に持ち帰りたいので取り組んでいます
![ローラーバランス大道芸人れもん](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/10/4dan-1024x697.jpg)
最近では1発で成功することもあり
手応えありの飛躍の日になりました
ともなう構成や演出も試行を重ねていきたいと思っています
4.大道芸の文化を伝える
大道芸の文化を伝えるという目的もあります
大道芸の文化といえば
やはり”投げ銭“ではないでしょうか
![](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/06/-scaled-e1632020439173.jpg)
他にも色々語りたいけど今回は投げ銭の話に絞ります
投げ銭についての説明は引用に頼ります
路上や駅前やテーマパーク等で大道芸を披露して、終了後に「皆様のお気持ちを!」などと言いながら集金袋や帽子を持って待っているパフォーマーを、一度や二度は見かけたことが皆さんあるかなと思います。
大道芸の場合はそのパフォーマンスややり取りまで含めて大道芸だと言われていますが、ストリートミュージシャンなんかだと、最初から前に箱を置いて演奏している人たちのほうが多いかもしれません。
このように、いわゆる大道芸人(パフォーマー)やストリートミュージシャンに対し、その芸や音楽を楽しんだ謝礼として、前に置いてある箱や帽子や袋にお客様が任意で入れるお金のことを投げ銭と言います。
https://www.event-partners.net/faq/technical_term/nagesen
お客様がお客様自身の価値観で
ショーを評価し、応援の気持ちを形にしていれていただく
この投げ銭のシステムは
大道芸ならでは、だと思います
![夏フェスの大道芸](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/10/027adba951bae853d618e2d5dd366c64.jpg)
「価値を考えて評価する」という機会は
日常生活の中ではあまりありません
家族連れで賑わうマリーナホップで子どもたちにも考えてもらい
大道芸の文化に触れてもらうこと
こういうことが有意義と信じて続けていきます
![](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC_0562-1024x680.jpg)
投げ銭には口上があります
口上はショーによって、芸人によってそれぞれ違います
大道芸ファンの楽しみ方の1つとして
口上にも注目してみてはいかがでしょうか
楽しんでもらえた際には大きなお気持ちをよろしくお願いします
依頼ステージと大道芸の違い
大道芸で試してから依頼ステージに持っていく
と先ほど書きましたが
ここで、依頼ステージと大道芸の違いについても触れたいと思います
ざっくり言うと
- 出演料をいただいている
- 出演日時が決まっている
- お客さんが待っている
逆に大道芸はこうなります
- お客さんからの投げ銭のみ
- 時間が芸人の自由
- お客さんを0から集める
決定的な違いは
大道芸はやってもやらなくても良いという所にあるとも考えられます
会場の様子や天候を考慮しながら
自由に決めてやっています
![マリーナホップ大道芸人れもん](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/10/AD5A3394-1024x683.jpg)
ちなみにですが
依頼を受けてイベントの中での大道芸をするパターンがあります
両方の良いところ取り、いわばハイブリッドは
- 出演料は契約による&投げ銭
- 日時は決まっている
- お客さんは0から集めるのが基本
という感じで
大道芸スタイルで行う依頼ステージです
大道芸ならではの雰囲気も活かしつつ
イベント全体の盛り上げにも貢献できるので
野外のイベントにはオススメです
僕の中でこれは依頼ステージに当たるので、挑戦的なものは避けています
![大道芸人れもん](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/10/image4-7-1024x682.jpeg)
大道芸はよくも悪くも自分自身の責任で行うので
面白くないショーをしていれば
お客さんは見てくれないだけで誰も傷つきません(自分は傷付きますが)
結果は全て自分に返ってくる
うまくいかないこともありますが
試行のためのステップなので
更に良いショーをするため見守っていただければと思います
![マリーナホップ大道芸人れもん](https://daidougei-lemon.com/wp-content/uploads/2021/10/AD5A4605-1024x683.jpg)
まとめ
今回はマリーナホップでの大道芸について書きました
本質は拠点を持ち大道芸をする意味
この場所とお客さんに育ててもらいながら
より良いパフォーマンスが届けられるように頑張っていきたいと思います
ウチでも大道芸やって良いよ、イベントに出演してほしい
というお問い合わせは下記からお願いします
先日の報道で、2025年でマリーナホップの営業は終了することが公表されました
学生の頃にできたマリーナホップ
芸人としても広島市の学生としても思い出深い場所です
これからは恩返しの期間としてマリーナホップを盛り上げられるように頑張りたいと思います
マリーナホップのホームページはこちら
出演スケジュールはこちら
実際にショーを見てるから依頼者さんも安心ですよね!