キャリア教育とは
まず、キャリア教育とは何かですが
ここでは、学校など教育機関に出向き、職業についての講演をすること。とざっくり定義しておきます。
私と同世代かそれ以降の方なら、学校にたまに先生以外に人が講師で来て、その人の仕事について話をしてくれることがあったかと思います。(私が記憶に残っているのは気象予報士の方でした。)
我々パフォーマーが学校に招待されるのは基本的に芸術鑑賞が多いそうなのですが、私に限ってはキャリア教育の一環で呼ばれることがほとんどです。
私自身も芸術鑑賞で呼ばれるよりも、キャリア教育で呼ばれる方が嬉しいです。理由は後述します。
どんなことを話すのか
学校の授業は、45~50分ほどなので、実際に話ができる時間というのは限られています。
さらにはその中でミニショーも行いますので、限られた時間で生徒の皆さんに何を伝えるのか。事前に教員の方との打ち合わせが必要になります。
例えば、高校生の場合
まず、夢を3つのセクションに分けます。
1つ目は今日または先数日の間に達成できる夢。これは、例えば早起きをする、宿題を終わらせる、友達と遊ぶ。など、目の前の夢です。
授業中寝ない。とかでも良いです。できそうなものが望ましいです。
2つ目は、ちょっと先の夢。数週間、数か月。期間は人それぞれですが、気が変わらないくらいのものにしておきましょう。
例えば試合に勝つ。テストで前より良い点を取る。実施日が決まっているものだと決めやすいかもしれません、自分で締め切りを決めておくのも良いです。
そして3つ目は将来の夢。数年先、人によっては数十年先の夢かもしれません。これは変わってもいいです。現時点での夢にします。
職業、なりたい人物像など、人生の夢です。
3つ目の夢ができたら、そこに向けて逆算して2つ目のちょっと先の夢や1つ目の目の前の夢を立てます。
あえて夢という表現をしてきましたが、1,2の夢というのはすべて目標になります。ひとつひとつの目標を達成しながら、大きな夢に向かっていってください。
目の前の夢(=課題)をひとつずつ達成していく先に叶えたい夢がある。そのステップが見えているかどうかが、夢を叶えられるかどうかの鍵である。またひとつひとつの達成が喜びとなり、次の活力になりうる。
というような話です。職業について触れないのは意外だったでしょうか
職業について話すこともあります
好きなことをして生きていく
私は大道芸人という仕事をしています。
見ての通り、好きなことを仕事にしています。毎日が楽しいです、結構幸せです。
大きな夢は小さな夢の積み重ねの先にある。